
TOP MESSAGE
技術と想いで、
未来を支える
- 取締役社長
- 師尾 直登
「日本をよくしたい」
という共通の想い
1973年、原電エンジニアリングは、日本の原子力発電の黎明期に歩みをはじめました。当時は、高度経済成長、東京オリンピック、大阪万博など、まさに日本が変わっていこうとしていた時代です。私が新卒でこの業界に飛び込んだのは1983年ですが、「日本のエネルギーを支えたい」という気概を持った技術者たちと一緒に現場で行った仕事は、生涯忘れることはありません。当時からある、そういった「日本をよくしていくんだ」という気持ちは、今でも変わらずに全社員が持ち続けているもので、当社の揺るぎないアイデンティティの一つになっています。
変わる時代だからこそ、
積み重ねてきた技術を
皆さんも感じていると思いますが、日本は今、世界とともに大きく変わろうとしています。エネルギー価格が高騰し、カーボンニュートラルが叫ばれ、クリーンなエネルギーが求められています。そうした中で、脱炭素と経済成長を両立する、GX(グリーントランスフォーメーション)の実現に向けた基本方針が閣議決定され、原子力発電が大きく注目されるようになりました。小型モジュール炉などの技術的なイノベーションも追い風になっていくでしょう。
今こそ、私たちが長い歴史で連綿と積み重ねてきた、独自の技術やノウハウが必要なのです。日本で唯一、沸騰水型軽水炉(BWR)と加圧水型軽水炉(PWR)の両方を手掛けることができ、設計、施工、運転、保守まで一貫して行える。そんな強みを持つ原電エンジニアリングだからこそ、原子力発電が持つ可能性を大きく膨らませ、誰もが待ち望んでいる未来をつくることができるのだと考えています。

信念と情熱と主体性を
原子力発電の技術は日進月歩で、現在は「次世代革新炉」等の開発が進んでいます。「次世代革新炉」に関わる付帯設備の設計、工事、運転、保守にも深く関わっていくにあたり、私たちがこれまで積み重ねてきた技術とノウハウを最大限に活用していけるでしょう。また長年の運転を終了した発電所は「廃止措置」を迎えますが、適切な除染をし、いかに低コストで、安全に廃止措置を進めるか、そこでも私たちの技術的な強みを生かすことができます。
当社は、これまで積み重ねてきたものを礎として、更なる飛躍を遂げていくチャンスを迎えており、このチャンスを活かすよう全社一丸となってチャレンジしていきます。色々な壁が立ちはだかるとは思いますが、「どんな困難にも立ち向かう信念」と「やり遂げる情熱」を持ち、それぞれが「主体的に行動すること」ができれば、必ず成せるはずです。
暮らしを守り、
ずっと時代の支えになる
これから様々な挑戦をしていく当社ですが、どんな時でも「安全が最優先」であることには変わりありません。原子力の安全を守るのはもちろん、「その日、安全にきちんと家に帰ること」「私たちに関わるすべての人々の暮らしが安全であること」は当社の事業の根底です。ご家族やご友人など、皆さんの先にいる大切な人々のためにも、やるべきことは徹底してやっていきます。
そうした安全を前提として、幅広い原電エンジニアリングの事業を様々に経験し、色々な技術やノウハウを皆さんには身に着けていただきたいと考えています。そのためにも、まずは、自分で現場を仕切れるようになることを目標としてみて下さい。そして、経験を積み重ね、どんどん視野を広げてください。重ねれば重ねるほど、広がれば広がるほど、社会に貢献できている実感が強くなり、加速度的に仕事がおもしろくなるはずです。そのための制度や研修などはしっかりと整えています。
日本のエネルギーを支える仕事。今後の暮らしを守る仕事。原電エンジニアリングの事業は、人が生きていくうえで欠かせないものです。その仕事は、自分の家族や大切な人を守ることにもつながっていきます。そんなやりがいを感じながら、一緒にこれからの時代を支えていきましょう。